私はその後ろ姿を目で追っていた


「なんか、傷ついたかも」

「嘘でしょ」

「バレた☆」


ほんと、謝ってんのによォ!


ああいう人好きじゃないもーん!





キーンコーンカーンコーン


昼休み終わりのチャイムが鳴ってしまった


「「あ…… 」」


急いだ甲斐もなくチャイムが……


でも、ギリギリに飛び込んだらまだセーフかも!


と、また廊下を走り出した


今度は前をちゃんと向いて