慌てて広げていたお弁当を片付ける


「ちょ、かなみ早く!!」


「まだ食べ終わってないぃ~!」


「残しなよ!」


「残したら美香さんに怒られる……」


1回とこしたことがあって、その時の美香さんは悲しそうでそして、怒っていて怖かった



「よし!」



ようやく食べ終わった頃には二分前でまこと一緒に駆け出す



「なんでこんなに短いのー!!」


「もっとゆっくり食べさせろっての!」


と、2人で廊下を走りながら話していて


「明日は教室でたべ……「かなみ前!!」


私の言葉を遮ってまこはいった


そして、その言葉を聞いた時にはもう遅くて



「いたっ!」


体に衝撃を感じ、私は突き飛ばされた様に尻餅ついた


すると、私の正面にも尻餅をついている男子生徒がいた


「あっ……」


その男子生徒はほんと、顔が整ってて危うく惚れてしまうかと思うくらいのイケメン


惚れはしなかったけど


相手も「いってぇ……」と愚痴をこぼしている


私はあわてて


「ご、ごめんなさい!!前向いてなくて……」


男子生徒は嫌そうな顔をして


「もう俺の前に現れんな」


とそう言って制服の埃を払い去っていった