ここまででは、「あれ？山崎が友達じゃなかったの？」となるけれども、本題はここから



「あの……」


と、昇降口まで来てそんな声に呼び止められる



そして振り返ると、見たことある女子


「ん？」

と言うと、


「さっきの話聞いちゃったんだけど……」

「さっきの話……」


暴力団の話かな？


「そっかぁ……、怖いよね」

そりゃそうだよ、怖いよ


「怖くないよ」


と、凛とした声でそんな言葉が帰ってきた。


「「へ？」」


と、二人してま抜けた声が出る


「だってね」

と、続ける


「私は龍田組の」

龍田組

と言う言葉に少し身構えた


もしかして、この子が龍田組の！？


「方の組織、紗羅組の娘なんです！」


「ふぇ！？」


紗羅組と言うと……




龍田組の側近じゃねぇかぁぁ！！


というと、桜田組の影宮組みたいな存在



あ、思い出した。



龍田組との三年前の対談で後ろに構えていたあの女の子……


ということは……



「桜田組の側近の影宮まこさん。それと」


あ、やばい