「んだよ?」 「えっ?」 「こっちじろじろ見んなっつの」 そう言って坂城君が、ぷいっと顔を向こうに向ける。 「べっ、別にっ、っえ!?見てた!?」 「ん」 「ごっごめん!」 なんかむず痒くなって、そそくさと席についた。 ああ~…、なんだこれ。