今手渡された成績表を見て絶句する。
「130番?!」
心の声が思わず口に出てしまう。
この学校は1学年200人程しかいない。
つまり、半分以下ということになる。
「えー大丈夫だって笑 私なんて180番よ?笑」
聞こえてしまったのか
前の席で親友の玲(れい)が笑いながら言う。
いや、冗談じゃない。
この学校は大学附属ということもあり、
小学校からのエスカレーターで受かった人と
5倍の倍率をくぐりぬけた外部の人とがいる。
玲は前者だが、私は後者だった。
外部のプライドってものがある。
確かに、夏休みはひたすら部活しかしてなかった。
でも、仮にも上位合格して入学したのに....
初めて見るその成績に私はひどい衝撃を受けた。