いつも通りの日

いつも通りの朝に

いつも通り学校へ向かう


そんな時だった



キキーーーーーーーーー

ドンッ


車のブレーキ音


何かがぶつかる鈍い音

叫び声


僕はただ呆然とその現場を見ていた


トラックの傍に倒れた女の子


俺は急いで駆け寄って必死に声をかけた


彼女は静かに口を動かした


「せ めて...友達に...」


せめて友達に?

彼女の目には涙が浮かんでいた


俺はケータイを取り出し急いで救急車を呼んだ