「きりーつ、れいっ」

学級委員の子が号令をかけた。

あたしは、帰ってから倉庫に行くため、

出来るだけ早く帰りたかった。

なのに、なんで朝の美形3人組が

目の前で通せんぼしてんのかな〜

璃「どいてくれますか?
用事があるので」

「ちょっと来てくれるかな、璃桜ちゃん?」

と片桐玲斗が猫を被ったように言った。

璃「あたしは用事があるので失礼します。」

「いーからいーから!」

と言ってあたしの腕を掴んだ茶髪、岬翔は

屋上へと引っ張っていった。

コイツらに何を言っても聞いてくれそうにないので、

仕方なく着いて行くことにした。