ジリリリリリリリーン

「ねーちゃーん!」

バキッボコッ

「朝から抱きついてくんな、魁翔」

「りーおー!」

バキッボコッ

「朝から親子そろって、あたしに抱きつくな」

「ねーちゃんは、性格がもーちょっと女の子っぽかったらタイプなんだけどなぁ〜」

「俺は今のままでも充分タイプだぞ!」

「ん?何か言った?圭翔。」

そして青ざめるお父さん。

そう。
目の前にいるのは両親と、弟の魁翔。