沈黙が重い。

その沈黙を破ったのはまゆだった。

「す、すごい… 凄いよ!りおっ!」

その言葉を引き金に、皆に声を掛けられる。

「りおのはお星さまなんだねぇ!きらきらで綺麗だったぁ!」

「星は確かに珍しいよ~僕も見たこと無かったし~?」

「でも………感情で動くなら重病だろ。」

解さんの一言でまた皆が黙ってしまう。

「あのっ…ごめんね…わ、私のせいで…悪化…させちゃった…かも…」

そう。私やこの学院の生徒は魔法のような病気を持っている。

魔法とかと違うところは、病気の症状が悪化したら生死に関わるところ。

私はそれが進行するのが早かったらしく、この学院に入れられた。

でも、亜矢さんのせいじゃないと思う。

「…亜矢さんは悪くないよ?」

私が言うと、亜矢さんは安心したような顔になった。

……よかった。