そしてしばらくすると風は止んで、沢山人が入ってきた。

「あやよんだー?」と言いながら入ってくる人やら、すっごく眠そうな人やら。

その"大人数"が私に気が付いたようで、どんどん近づいてくる。

「ねえ、君が…」

その人が言い終わる前に私は叫んでしまっていた。

「嫌だ… -back- 回れ右、そのまま退場っ」

私の周りを星がふわふわ浮遊する。すると亜矢さんに呼ばれて来た人達がぞろぞろ帰っていった。

すごい頭痛が私を襲う。

星が消えた頃には、最初から教室にいた4人と結衣さんしか残っていなかった。