My☆Teacher

そして、今に至る。

「ううっ、何で…」

身の安全を確認した後、ドアを開ける。

「久しぶり、梨代」

先生が甘く笑う。

久しぶり、じゃないわよ!

「何の用で、呼んだんですか?」

「わかってるくせに」

先生の手が伸びてきたので、ピシャリとはたいた。

はたかれた先生は驚いた顔をした。

「バカ言わないでよ!」

あたしは言った。

ああ、もう。

どうしていつも先生は、急なんだろう?

そして、どうしていつもあたしは…素直になれないんだろう?