My☆Teacher

怒鳴ってんのか叫んでんのかすら、もうわからない。

あたしの声に周りが何事かと言うようにあたしに注目してきたけど、気にしてる場合じゃない。

もうヤケだ、ヤケクソだ。

せっかく勇気を出して名前を呼んでもシカトするんだったら、本当に帰ってやる。

後は先生の勝手にすればいい。

あたしが妊娠検査薬を持っていたことをバラすなり、それに根も葉もない話を勝手に作ればいい。

そもそも、秘密にする代わりに先生とつきあってたんだから。

「やっと呼んでくれた」

いつの間にか、目の前。

端正なその顔を崩してまで見せる甘い笑顔がそこにあった。