「ま、真由美ちゃん...く、苦しいです...。」



「へ?あらっ!ごめんねぇ〜。あんまりにもユキちゃんが可愛過ぎて。


さすが、白雪姫ねっ♡」



へ?わたし、彼女の言っている言葉がよく分からないのですが...。


うーん。わかんないよ、本当に。


「あ、みんなが待ってるからもう行くねっ!」


真由美ちゃんは、そう言って行ってしまった。


嵐のような子だったなぁ。


ん?私何かを忘れてるような...



あ、あ〝ぁーーーー‼
先輩に呼び出されてたんだったー‼


ユキは、本日二回目の雄叫びをあげた。


まだ、教室に残っていた数人の生徒は一斉にユキのほうを向いた。



は、恥ずかしぃ.....


ユキは赤面状態になりながらも、いそいで用具を片付けて、教室を出た。


憂鬱な気分を背負いながら...