噂によると、彼は凄く喧嘩が強いらしくてまだ二年生なのに、この学校の頂点に立っているのだという。
どうしよう...。頂点の人に、底辺の私が口答えしてしまった....
あぁ。きっと、明日からは学校に私の居場所は無くなってしまうのかもしれない。
私は取り返しのつかないことをしてしまったのだろう。
ようやく学校にも慣れ始めたのに...涙が浮かびそうになったが、必死でこらえた。
頭はうまく働かなかった。
その日、気づいたらもう家に帰っていた。きっと、ぼーっとしながら帰ってきたのだろう。
この日は、彼女にとって最悪な日になった...のかもしれない。
