「玲音、手、痛い、はなしてってば」
私の悲鳴にも関わらず、玲音はすたすた歩いて、
桜の花がひらひら舞い落ちている学校の裏庭?らしきところに来ると、やっと足をとめた。
「・・・はぁ。
一日目から疲れた。
全く、世の中の女の子ってさぁ、皆ストーカーすぎない?
俺がかっこいいのはしょうがないけど、
いくらなんでも、追っかけまわさないでほしくない?」
そういい、にやっと笑って、ぱっと私の手を離す。
桜吹雪の中、羽宮 玲音はさっきまでの王子様スマイルをかなぐり捨てて、
俺様全開で不敵に笑った。
・・・はい、全クラスの玲音ファンのみなさん!
これがあの学校の王子・羽宮 玲音の正体なのです!


