え、ちょっ、何いまの?


頭の中で?がとびはじめる。


「・・・それじゃ」


それだけいうと、奈留はくるっと背中をむけて、走って行ってしまった。


私は一人、取り残されて。

「え・・・ええええ?」


わ、訳が分からないーっ!?


久しぶりにここに戻ってきて、幼馴染の一人と再会して、

他の人に会おうとしたらなんだか会えなくて、


最後のこれはなにーっ!?


混乱する私の腕の中で、ココがみゃうと鳴き声をあげていた。