あれから3日過ぎた。


あれから私と華澄は一言も話さずにいる。


私も華澄もいつもなら一緒に行動するのだが、


休み時間もまったく喋らずに


別の友達と行動するようになった。


クラスメート達も私達の異変に気付いて


みんな不思議がっている。



「あんなに仲良しだった華澄と夏歩が何でケンカなんかしたんだろう」って。



「お前、早く仲直りしろよー。」

隣の席の平本拓生(ヒラモトタクオ)が

話しかけてきた。

背がちっちゃくて短い髪の男子。



「平本には関係ないでしょ」


「何だよその言い方!

お前らいつまでケンカしてんだよ。

さっさと仲直りしろ!」


平本は拗ねたように私に言った。


平本にそう言われても私は悪くないんだ。


だから謝る理由がない。


嘘ついた華澄の方が絶対悪いに決まってる。


向こうから謝ってくるまで私は許さない。