それは、とても小さなことだった。



「華澄なんて大っキライ!絶交だ!」

「夏歩!」




私、棚岡夏歩(タナオカナツホ)
小学5年生は、



親友の湯野華澄(ユノカスミ)と
ケンカをしてしまった。