深海魚Lover

室内、辺りを見渡す私に珈琲を淹れてくれた男性は言った。


「でっ、書く気はあるのないの?」

「えっ、ごめんなさい
 
 私にはムリです、あっ!」


私はまた意味も無く謝ってしまい、貴方は呆れた顔をした。


「スガ先生、どうか
 そう言わずにお願いしますよ
 
 ケイジ先生も
 力になってくださるというお話」

「ムリだな!
 
 やる気がない奴にいくら言っても
 しかたねぇんじゃねえの

 俺も忙しい身だ
 この件は無かったことに
 
 そういうわけで、もう用が無いの
 なら帰ってくれるかな」

「そんなぁ~

 ケイジ先生、どうか頼みますよ」


『帰ってくれるかな』


「待ってください!

 私やります、やらせてください!」


どうしてそんなことを口走ってしまったのか分からないけど、私はまだ帰りたくない!


「ケイジ先生、私と一緒に……

 絵本作りに協力してください

 よろしくお願いします」


もう、無理かなぁ~。