ーータン…タン… 一段、そしてまた一段。 私は階段を上がっていく。 階段の上では、瑠衣と蓮がジャレ合っている。 私が雷牙の中に入ると全てが終わってしまう事は分かってる……。 だけど、あの人たちの輪の中に入りたいと思っている自分がいるーーー。 矛盾していることは分かってる。 私が雷牙達から離れなくてはいけないと答えが出ているのも分かってる……。 でも……でも…私は…………… 雷牙の人達と一緒にいたいーーー…。