誠「でも、まぁ。良かったじゃねーか。樹波の年齢で里親が見つかることなんざ、ねぇーぞ。他の奴らの為にも幸せになれや。」
・・・そーだよな。
他の奴らの為にも、な。
誠「あ、おい。コレ目ぇ通しておけよ~。それと明日だから。」
樹「なにがっすか。」
誠「何って、、お前が里親んとこ行く日。」
樹「はぁ??明日って急すぎ・・ 誠「んー♪まぁ、そーゆことだから、荷物詰めとけよー。」
ーーバタン
話の途中で誠さんは部屋を出て行ってしまった。
あ~。明日って急すぎる。
こっちの予定も考えろよな、、、。
ーークシャッ
なんだ??
音のした地面を見ると、
さっき誠さんに「目を通しとけ」と、言われて渡された紙が落ちていた。
俺は紙を拾い、そこに書いてある内容をみた。
そこには、俺を引き取りたいと言っていた、あの女の写真と・・・プロフィールが書かれていた。

