俺はその場から逃げ出した。 母「樹波!!」 俺を呼ぶ母親。 違う……あんなのは俺の母親じゃない。 そう自分に言い聞かせ、助けを求めた。 樹「た、助けて!だれか!」 道路の真ん中で叫んだ俺を皆んながみた。 俺の足元には血がついていた。 大人達は今の現状をすぐに理解したのか、俺に話しかける人。 電話する人。色々な対応をしてくれた。