床には血の水溜まり。




母の手にはナイフ。




床には男の人と女の人が血だらにうつ伏せで倒れていた。





樹「…………か、ぁさ…ん?」

母「……樹波。もう大丈夫よ。邪魔者は消したわ。さぁ、おいで。」





そう言い両手を広げ俺を呼ぶ母親。



しかし、母の顔は不敵な笑み。

服は血だらけ。





小さかった俺は、その時の母親が恐怖でしかなかった。