「っ、あ!森崎くん見っけ」 嬉しくて、思わず叫んだあたしの声に、一瞬ビクリと肩を震わせた森崎くん。 寝転んでいた上半身を起こして、ジロリとあたしを見た。 その顔には、 「こんな場所までついてくんな」 そう書いてあるようだった。 それでもあたしはそのまま彼の傍まで這って行く。 「今日もあたしの勝ちだね」 また寝っころがった森崎くんの顔を覗き込みながら言うと、黒目がちの瞳が不意に細められた。