「はぁ~ねむい~」



よっと!



朝の弱い私は、

睡魔に耐え体をお起こした。




朝の眩しい光に耐えつつ



身支度をしてご飯を食べる。



料理は結構得意で

よく家で作っていた。




「今日も出来は完璧♪おいし~」



スクランブルエッグを食べながら

TVをつけた。




コンコンッ




ん?朝から誰だろ?





「はーい」




なんの気なしにドアを開ける。




「よっ」




「えっ!どうしたの?!」





ノックの相手は王子だった。





「へー、お前の部屋綺麗なんだな」





ズカズカと王子が部屋に入る。




「ちょ!ちょっと待ってよ!」




「なに?」





いやいや、なに?じゃなくてさぁ




「なんで人の部屋にズカズカと入ってんのよ!」




「いいじゃん、俺、隣人。」




待って待って待って!



隣人だからって勝手に部屋に

入っていいの?!


そんな、笑って言われても

意味わかんないし!




はーほんと、なんなの。




そんな気持ちを無視して

王子は、部屋を散策する。




「なぁ、このスクランブルエッグ俺に頂戴。」




……………はい?




「それ、私のだし!!」




「いいじゃん、隣人なんだし」






…………………………はいぃぃい?




だから


隣人って理由になってないから!





王子、見た目と裏腹に凄い我が儘!





「いや、無理だよ!私の無くなるし」




「なら、俺にも作って同じやつ。」





なんて、自己中なの?!




王子ぢゃなくて、


自己中我が儘王子じゃない!





「あ?誰が自己中我が儘王子だよ」




やば!




私、口に出してた…。