ダダダダダ!




「やばぁぁい!遅刻だぁ!」




一気に階段を降りる


そこには

いつもの部屋

いつもの光景

いつもの、お母さんとお父さんがいた。




「未来、早くしないと遅刻するわよ!」


「はーい」



でも、洗面台の鏡を見ると

いつもの私ではなく

新品の制服を身にまとった私がいた。




今日から、私、立花 未来 タチバナ ミライ は


桜宮高校の高校1年生になる。