これは、私が一人ぼっちだった頃の話。
家族にも嫌われてて友達すら居なくて…そんな時に手をさしのべてくれた、貴方と私の話…。

*

目を開けると狭い部屋の壁が見えた。
カーテンを締め切った空気の悪い部屋で、PCを起動した。
…希望なんて既に無くて、カーテンから漏れる光でさせこの暗い心には届かなくて…。
そんな私は、今日も掲示板等に「死にたい」と書く。
この呟きが、誰かに届くこともなく、気づいて貰えることもなく、所詮止めてもらった所でどうにもならない事も知ってる。
…むしろ、死ぬ勇気なんて私に無いんだから。
でも、だったら死ねなんて言われるのは怖くて…。
……本当に死んでしまえって手首を握って泣くのが、いつの間にか当たり前になってしまった。