「香奈?何してんの…?」 「悠!?…何にもしてないよッ!?」 だめ、言っちゃだめ。嫌われたくないよ…。 「なんでそんなにローファー汚れてんの?隠してるつもり?」 「ううん!転んだだけだもん!!」 そう言って必死に否定する。 「なぁ、話してくれよ…」 「い…今、言ったじゃん…」 そういい逃げをして教室を出た。 次の日…。私はとんでもない光景を見てしまった。 「え…?なんで…由紀と悠が……」 手をつないで登校してきたのだ。