「あの…失礼します」 「あ、ちょっと待って…」 美都さんに引き止められドアの前で立っていると 少し小さい袋を持って走ってきた。 「これ、あげる。驚かせちゃったお詫びよ」 そういわれて渡されたのはキャンディーだった。 「有難うございます」 へぇ、なんか意外だなーー……。 その様子を七瀬さんはじっと見ていた。 「キャンディー…か……」 と呟いていた。