「お前先帰ってて。」
金髪の加藤くんは女の子を帰すとあたしの方を見て二ヤっと笑った。

その悪戯な笑みが、あまりにも加藤くんに似ていた。
思わず胸が高鳴る。


「何？お前もヤりたいの？」
男の子はからかうように言ってきた。
「大人をからかわないの。」

あたしはそう言ったが体はそれを求めていた。


金髪加藤くんはあたしの肌にそっと触れた。
「・・・っ・・・！！」
それだけなのに反応してしまっているあたし。

もうあの男の子はあたしの目には、加藤くんにしか見えなくなってしまった。



そっと体を繋げたら、もうあたしは快楽に溺れていた。
久しぶりの感覚に頭がおかしくなりそうだった。



「か・・・とう・・・くっ・・・んんっ。」
無意識のうちに声に出していた。
「ゆう・・・し！有士・・・・くんっ・・・あっ」

男の子は驚いたような顔をしたがすぐに笑って続けた。





あたしは堕ちてしまった。