しばらくすると外がざわざわしているのに気付いて目が覚めた。

「・・・どうしたんだろ?」



あたしは胸騒ぎがして外に出ると教頭が生徒達の騒ぎを取り押さえているところだった。

「教頭・・・どうしたんですか?この騒ぎは・・・。」
「どうしたじゃないですよっ!!!ちょっと来なさい!!」
「え・・・?」


あたしはわけがわからないまま会議室に連れていかれた。


どうしたんだろ・・・?




会議室に着くと、教頭は顔を歪めて話し出した。
「あのですね、生徒の言うことを信じるわけじゃありませんが・・・あなたはB組の加藤有士と親密な関係があるんですか!?」

最後の方を強調しながらあたしに怒鳴った。


・・・あの女の子・・・やっぱり言ったんだ・・・。



「・・・・。」
あたしは何も答えられずに黙っていた。