そして夜。 正直、彼を待っていた。 来るわけないって言う自分と、来てほしいって言う二人の自分がいた。 あたしは明日帰る。 今日会いに来てくれなかったら、あえるチャンスは二度とない。 ふと部屋を見渡すと紙が一枚落ちてる。 見ると、 『仕事終わってから2時くらいに行く。立花慎二』 これって、昼間の人!? 立花慎二…って言うんだ、彼の名前。 信じていいのかな、これ。 信じるしかない。 待ってみよう、彼を。