「あ、じゃあ、あたしこっちだから。
またね、まりあ」


「うん、気を付けて~」





紗理奈と別れてからも、あたしのニヤニヤは止まらなかった。







「ただいま~」


あら、珍しい。

お父さん、もう帰ってきてる。



いつもは七時近くまで仕事してるのに。