「うげっ!ちょっ待ったぁぁ!」 ったく。いっつもこんな感じ(笑) わざわざ起こしに来てくれて、 朝から、わいわい騒いで。 楽しくて賑やかで。嫌なことも全部 忘れられる。何もかも、絢斗のおかげだよ。 感謝しきれない、想い。 伝えられない、気持ち…。 ガチャッ。部屋の扉が開かれた。 「ご飯の準備が整いましたよ お嬢様?」