誘拐されちゃいましたっ!?




「えっ!?嘘!?」



また、声に出してたの!?



自分の口が恐ろしい。



「じゃぁ、塞いでてやろうか?」



ニヤニヤ顔で近づいてきた。



「いえっ、結構です!」



私は自分の顔の前で手を強く振った。



「つまんねぇな。…まぁ、いいか。これから、同じ屋根の下で暮らすんだしな?」



その笑み怖いです。




でも、負けてたまるか。





「さっきも言ったけど、アンタなんかと住むつもりないから!」



どうだ!



そろそろ諦めろ!



ここまで言われたらさすがにもういいよってかんじになるでしょ。



でも、いきなりアイツは笑い出した。