「では、ここで立ち話もなんなので車に乗りましょうか。」 「は………あっ!!」 あまりにも自然すぎて思わず返事しちゃいそうになったよ。 幼かった頃の話も聞きたいけど、この人達を本当に信じていいのかわらないし。 なにより忘れてはいけない。 今日は楽しみにしていた入学式なんだよ。 てか、みんなとっくに学校の中に入っちゃって周りに誰もいないんですけど。 これはヤバいよね!? よしっ。 ここは、断ろう。 「あ、あのぉ~すみませんけどぉ~、これから入学式なのでまた、次の機会にしませんか?」