怖いながらも、私はその人達に問いかけた。 普通漫画とかでは、夜道をぶらついていた時にガラの悪そうな人の肩にぶつかってこういう状況になるけど、私の場合肩ぶつかってないもん! 夜道ぶらついてないもん!! そうだよ。 私は悪くない。 このボディーガード達におそれることはないんだ。 そうやって、自分を奮い立たせていると、ちょっと存在を忘れかけていた紳士が答えた。 「私達ではなく、愁夜様があなたを待っているのです。」