ソノ1



ガタンゴトン。
寝台列車が動く出す。
今の時代に寝台列車はなくなったんじゃないかというかのしれないがこの列車じゃないと目的地につかない。

約3日

72時間体をゆすられながら行かなくてはいけなかっやからだ。
ここに乗っているのは中学生か、高校生か、
大学生くらいの人達だけだ。
外国人も交じり、
飛び交っている言葉は全て英語。

乗っていた電車の音で目を覚ました。
昔の話の夢を見ていたようだった。
私の前には妹がパソコンをいじっていた。私の隣にいる双子の兄、和希が呆れている。
「今日はどこにハッキングしてるのか?」
「今日は政府のとこ。少し防御が上がったけどまだまだね。」
「全く、亜希は。いつその高い鼻が折れ
ても 知らんがな。」
「あんたに言われる筋合いは無いわ!
この童貞‼︎」
「んあ!?ちょっとそれとこれは違う!」
わあわあといつも通りに二人は口喧嘩を
始めた。
私はそれをぼんやりと眺めた。