桜色の恋

「そこ、どいてくれへん?」
「ひぃぃぃぃっ!さっ斎藤!!」
扉のそばにいた男の人たちが一斉に散っていく。

「何やねん・・・。」
斎藤 佐(さいとう さの)。
同じクラスの問題児といわれている。
喧嘩して停学喧嘩して停学をくらっている。
斎藤くんは綺麗な青い髪をしている。

まぁ喧嘩するほどなかがいいって言うしね。
それにしても斎藤くん、今日も髪きれいだなぁ・・・。

「さー、皆席ついてー、今日は席替えするよー!」
そう言って、教室の扉から担任の末田 彩貴(すえだ あやき)が入って来る。
「えっ・・・。どっどうした!原田!鼻血出てるじゃないか!」
私は今だ教卓の前で座り込んでいた。

「ちょっと教卓の角で腰打って、顔面からこけまして・・・。」
「ほっ保健室行かなくて大丈夫か!?てか行ってこい!おら斎藤ー!原田保健室連れて行ってこい!」
「はぁ?何で俺やねん」
斎藤くんは不機嫌そうな顔をこっちに向けた。
「お前まだ皆と仲良くなれてねーだろ?まず委員長から仲良くなっとけ、おら行ってこい!」
先生は私の腕を掴んで立たせてくれた。
「いやいや!1人で行けまっ・・・」
私が言いかけている所を先生が私の首に腕を回して、
小声で「あいつと仲良くなってやってくれ!」
「・・・。」
先生はそれだけ言って私を教室の外に出した。

私は教室の外から斎藤くんに話しかけた。
「一緒に来てくれませんか?」
「1人行けへ「1人で行けません、私は方向音痴です」
私は斎藤くんの言葉にかぶるように話した。