それは暑い夏の日、俺がまだ高1だった頃 その日は体育の授業で短距離走だった 授業が終わり俺は教室へ向かって 汗だくになりながら走って戻っていく途中だった 「あ…ねぇ、これ落としたよー!」 「えっ?」 誰かに後ろから呼び止められ俺は足を止めた