好きになった相手がたまたま年上だっただけ。




クリームを泡立て終え

舞子がニコニコしながらクリームを塗り始める



俺はその姿を隣で見ていた




「聖也くん、あんまジロジロ見られてると

 ……なんか恥ずかしい」




「俺はただ見てるだけ~」





と、クリームを塗る舞子を

後ろから抱きしめて

ちょっとからかってみた





「あっ、クリームはみ出ちゃった」





「気にすんなって。それとも俺……邪魔?」




「みっ、耳元で言うなんてずるい……」




「舞子、手止まってるよ?」




「聖也くんのせいだよ~…」





「俺はただ抱きしめてるだけー」







やばいな、……抑えらんねー