…なんて、自己完結してたけど、

実際はよくないみたい

ここは教室

みんないる。

大河は大胆告白したことになった。

もちろん、それを聞いて

きゃー!
るり、やったね!!

っていってくれる子もいるけど

え、
大河の好きな人ってあれ?

とか、皮肉をいってるやつもいる。

でも一番めんどくさいのは…


「大河!今のどう言うことなの??」

そう言って大河に泣きつく女の子。

大河いわく、

彼女だと名乗ってる人。

大河は私達でも見たことのないような冷たい目で女を見下ろし

「お前のこと彼女なんて認めた覚えないけど」

そう言った。

「でも…私のこと好きだって…」

え、好きだっていったの?

「…そりゃあ友達としてだよ」

「でも、したあとにそう言ったのに…」

「そう言えば、あとが続くだろ?」

…ちょっと待て、

大河、このやろう。

この子がかわいそうに思えてきたよ。

結構可愛いのに…なんて、そんなこと関係ないけど!

でも、私の好みなのよね。

かわいい。

化粧してなくて…

…ん?

化粧してないのか、

この学校で…化粧してないのは、

私と中田さんだけじゃ…?

「もしかしてあなた、中田さん?」

「だったらなによ!?」

間に入ってこないでとでも言いたげな顔でそう叫んだ

私はるりの方を見る

るりは、エヘって感じで笑った

…なんか、失礼だけどさ、

もっと地味な子かとおもったよ

勉強ばっかりしてる感じの。

でも、この子はきっとそうじゃない。

むしろ、我が強そうな感じ。

…てゆうかさ、

もしかして、大河が中田さんに手を出して、

中田さんが自分が大河と付き合ってるっていったから、

るりが中田さんをいじめて、

てゆうか、はぶいて…

でも、多分中田さんはそんなこと気にしてない気がする。

私は好きな人にだけすかれてればいいよタイプ。

私といっしょ。