なんて、私達の世界にはいってたけど、

あの絡んできた人たちを忘れてました。

「お前、説明しろよ!?」

まだ、叫んでる男。

「知らないわよぉ…」

まだ、泣いてる女。

はぁ、きりがない。

私はまだあまり手をつけてないパンを食べ始めた。

こんなのに付き合ってたら休み時間終わっちゃうよ。

私につられて、三人も。

私達を見て子分たちはこそこそやってたものの、

絡んでくることはなかったので、

食べ終わってすぐに教室へ戻った。

……けど、

「ねぇ、大河。さっき思いっきり殴られてたけど、平気?」

わたしが聞くと、

二人は

あ。そういやぁ、蹴られてたな

的な顔をして大河の方を向いた。

大河は、

「…大丈夫だよ」

とかいってわらったので、

保健室へ連れてくことにした。

ま、こいつの大丈夫はどんなときも大丈夫じゃないからってことで。


保健室へ行く途中、クラスの子達と会い、

「るり!また先生に呼ばれてるよ!?」

「竜…ちょっと話いい?」

って、ただならぬ空気をかもし出しながら二人が去っていった。


から、結果、私と大河だけ。

私はまだ場所を覚えてないのもあって、

大河に言われるままに歩いた。

さ迷い続けて五分くらい。

やっとついた保健室。

何でさ迷ったかって?

それは、大河が役に立たなかったから。

「俺、保健室なんて行かねぇもん」

って。

てっきり保健室でやってるのかと思ってたよ

って冗談でいったら、

「前までは使ってたけど、先生が変わってから厳しくなったからな」

って。

使ってたんかいっっ!!

って突っ込んでから、

てゆうか、グーパンしてから保健室へ入った。