ヤクザの家族になっちゃった!?



次の日、

昨日より少し早めに起きて支度をする。


昨日と違い、家を出る時間も間に合う時間だったけど

龍之介さんが車を出してくれる

というので

(半場無理矢理、乗れと言われたけど、

ここは謙虚に…)のせてもらった。


いつもより早く学校についたので、

苦手な化学の復習をする。

昨日の一回しか受けてないから詳しくはわからないけど、感じ的に特に難しい訳ではなさそうなので安心しつつ、

気を抜かないように気合いを入れて勉強した。

…あと、授業を受けたことがないのは国語と数学。

得意だし、平気…だよね?

なんて不安になった頃クラスの人たちが入ってきた。


みんなに挨拶をして、少し話す。

もちろん、勉強なんてもう終わりにしたよ。


なんやかんや楽しく午前中過ごす。

疲れたけどね!

頭の使いすぎ?

な訳ないか。

なんて考えてたらるりに声をかけられ、

屋上へいくことになった。

…なんか、

三人とも人気ありすぎやせんか?

なんか、歩くたび、

竜くーん!
大河ぁー!
るりちゃぁん!

って声が…。

そして私を誰だあいつ的な顔で見てくる。

うん。

私、化粧してくればよかったな。

何て思ってたら、

るりが、

「このこ、私の親友の和泉!
仲良くしてあげて♪」

何て嬉しいこといってくれたから、

思わず笑っちゃった。