まぁ、男組は予想通りの行動をしてくれまして…
中田さんの胸ぐらをつかむ。
私はつかんでるやつの手を思いっきり掴んで、
動けないように拘束する…
予定だったのに。
あとの二人を忘れてたのよ。
残りの二人が私を引き剥がして
殴りかかってきた。
私は思いっきり目をつむった…
けど、なにもこない。
ん?
私は恐る恐る目を開けようとした。
ら、
後ろから誰かに抱き締められた。
うにゃ!?
龍之介じゃない人に抱き締められちゃったよ!
って思って慌てて目を開ける
何で龍之介じゃないってわかったかって?
そりゃぁ、温もりとか…なんか違うんだもん。
なんて軽く照れながら
後ろを振り替えると
「わぁお!」
目の前にはド・アップの竜の顔があった。
「お前…もっと色気のある声出せよ」
なんてあきれた様子でいってきた
「うるさいなぁ、色気なんてないもん、
ってゆうか、何で抱き締めてるの?」
「お?
そりゃああいつら追っ払うため…っていないし。」
そう言った竜の視線をたどると、
中田さんが。
あ。
「中田さん、大丈夫?」
そう言いながら駆け寄ると
「び、ビックリした…」
え。
なにに…?
「なにかされたの?」
「え、いや。
あなたが助けてくれるなんて思わなかったから…」
「えー?そりゃあお友だち候補なので?」
なんて、ニコって笑っていったら
「ふっ!ありがと」
そう言って笑った。
わぁ、かわいい。
「そうやって笑ってればいいのにー
かわいいじゃん?」
何て言ったら
「ナンパすんなよ」
って笑われた
ね、少しは近づけた気がするの。
私だけ?
お友だちになれるといいなぁ…



