なんて心の中でバカにしつつ、
予想を確信にするため、
二人に問い掛ける
「何が目的?」
「…んなもん言える分けねぇだろ」
そう言われ、質問を変える。
「何で私が和泉だと思ったの?」
あえて、わかったの?
ではなく、思ったの?
にしてみる。
不安をあおるために。
「まぁ、それくらいなら教えてやろう。」
そう、一人の男が言うと
もう一人が
「昨日、草薙組が総出でちびを探してただろ。
それで迎えに来たのがお前ってことはだな…」
そこまで言うと
もう一人に殴られる。
あ。
もう少しだったのに。
そう思うも、予想はほぼ確信に近づいた。
「いってぇ…なんでだよ…」
そう、頭を押さえながら言う男に
「喋りすぎだ!」
としかる男。
いやいや、お前が言っていいっていったんだろーが。
とは思ったけど
無表情で見つめる。
「お前ももう、余計なことは聞くなよ」
そう言われ、静かに頷く。
でも、どうしよう。
ずっとこのままって訳にもいかないし…
ない頭をフル回転させながら考える。
体を動かさず、頭を動かすこと…何時間?
まぁ、結構たった。
結局いい案が見つからない。
男たちもいつまでたっても連絡をしない私にあきれてか、
一人が電話をし始めた。
私に聞こえないように。
明らかに、なにかをし始めるのは分かりきってる。
さぁ、どうするか…。



