「あ、ついたんで、ここで待っててもらえますか?」

そう言ってマンションの前で待たせ、冷蔵庫に荷物をいれるため、蓮司さんから荷物を受け取り家にはいった

「ただいま」

確認のため、声をかける。

「なに帰ってきてんのよ。」

「…ここを買ったのはお父さんだから」

私はそう言いながら冷蔵庫に荷物をつめる。

「でも、ここの土地の権利は私にあるはずだけど?」

「お父さんからここの家はお前たちのものだって言われてるから。」

「あの男とあったの!?」

「だから?」

「汚らわしい!私の前に現れないで!」

そう言って投げつけてきた茶碗。

今回は避けた。

けど、思い切り腕をバットで殴られた。

「いった…」

「さっさと出てってちょうだい。もう帰ってこないで」

「だから、何度いったらわかるの。ここはあなたの家じゃない。お父さんから私が譲り受けたの。
なんだったら裁判でもしますか?
まぁ、虐待かなんかで捕まることは目に見えてるけどね。」

「あんたをここまで育ててやったのは誰だと思ってるのよ。」