お膳におつまみをおくと、

どんどん減っていく。

お菓子ばっかじゃ飽きてたのかな?

なんて思っては見るけど

違うのね

お菓子がなくなってる。

食べ終わったからこっちーってことね。

まぁ、幸せそうに食べてもらえるだけでも嬉しいけど。

「ね、和泉!これはどう!?」

そう言って自慢気に見せてきたプリント

それを答え合わせしてみる。

「おおっ」

不意に声をあげると

るりはどう??

て具合にグイグイ顔を近づけてくる。

「るり…」

「……え、」

不安そうな顔するるり。

ふふっ

「凄いよ!ほぼ全問正解!!」

そう言ってぎゅーっと抱きつくと

嬉しそうに笑って、

「私できるこなの!」

って。

間違えてるっていってもケアレスミスだし、

これなら、今回はなんとかなるかな?

そう、安心して

次の教科にうつる。

けど意外。

数学以外は結構できるのね。

数学できないとか、典型的な女の子で羨ましいわよ。

まったく。

なんて、少しジェラシーを感じ、

大河に視線をうつすと

「うがぁぁ…」

って唸ってる。

竜が一生懸命教えてるから、

こっちもなんとかなりそう。

…なんとかならないと困る。