「まぁ、もういいだろう。お前逹も16歳の女の子に負けたんだ。訓練を怠ってる印じゃないのか?」
おっちゃんが助太刀をしてくれた。
「「まぁ…。」」
二人は言い返せないようで黙り混んだ
ところへ、
「いずねぇをいじめちゃ、め!」
コウが私と二人の間にはいって手をひろ出て守るような体制で言った
か、可愛い…♡
「ボクちん、偉いねぇ!」
ん?
誰だこいつ…
金髪がキャラ変わりしやがった…
おっと、んなこといっちゃダメだね、
私はまだ反省中ですー。
「おい!この子お前の弟か!?」
金髪が突っかかってくる
「そうですよ!」
「可愛いな!」
「そーでしょー!うちの弟逹は最高ですんで!」
「ん?弟逹は?」
「あぁ、ここに双子が!」
そう言って後ろに隠れてた二人を前に出す
「おぉ!お前らも可愛いな!」
「きゃっ!可愛いだって!」
「どうせ言われるならイケメンに言われたい!」
もちろん、素直に喜んだのは幸子、後は美幸。
「可愛いなら何言ってもOKだぜ!」
…この人、こんなキャラなのか、
「ところで、いずちゃん逹は何しにここへ?」
「あ、家に帰る途中です」
「そうか、それなら直接うちに来ないかい?」
「え、おっちゃんの家がパーティー開場なのー?」
美幸が少し嬉しそうに言った
「そうだよー!ご飯もいっぱい用意するからねー!」
「ほんとにー!?」
「ごはんごはん!」
と喜んだのが幸子とコウ。
あ、でも…
「生物あるんで、一旦帰ります」
「そうかい、それなら蓮司、送ってやんな」
「うす」
と返事したのがスキンヘッドの男。
蓮司さん、ね。
「コウくん逹はうちで預かるよ」
と、おっちゃんが。
んー、まぁ、信頼してるし、いっか。
「じゃあ、すぐ行くんでお願いします」
「はいよー」
と一言いって車にのって走っていった
「…何で車があるのに下に降りてたんですか?」
素朴な疑問。
車があるならそのまま帰ればよかったのにね
なんで、わざわざ下に降りるなんて、めんどくさいことするのかな?
「あそこに不良逹がたまってるの見えたからな。
ヤクザはヤクザでも、土地の安全を守るのが仕事だから。」
「へぇ!そんなんですか!」
意外だな、
もっと喧嘩ばっかしてるのかと思ってたのに。
「もちろん、悪いヤクザもいるからな。
むやみやたらに近づくなよ」
「え、そうなんですか!?」
なんてきいたら、あきれた表情で
「そりゃ、そうだろう。ヤクザと言っても一括には出来ないからな。」
…申し訳ない
一括にしてました…



