こどもの頃から泣き虫なあたしは


よく一人家を抜け出してここで泣いてたっけ


いつも一人で泣くとなぜだかすっきりして家に笑顔で帰れるんだ


初心に帰るみたいにここにきてあたしは涙を流した


「宮崎!!!」


この声は彼の声


会いたかったはずなの顔をみたくなくてあたしは逃げようとした


けどこけてしまい足にけがをしてしまった


彼は心配そうにあたしを持ち上げる